八重葎 茂りっぱなし 秩父家
三十五年 同じ風景
八重葎とは
幾重にも茂っているつる草
又は
雑草が生い茂って荒れた屋敷や庭を形容する
夏に、淡黄緑色の小花をつける
アカネ科の草で、いわゆる雑草
この景色そのままが
３５年も続いている
義兄（８３才）義姉（７９才）夫婦が
住んでいる秩父の家である
近くに住んでいるもう一人の義姉が
見かねて雑草取りに来るが
一周まわってくると
元のところがもう生えていている・・・・
とこぼしているのを覚えている
今は皆が年を重ね
そのままの状態が続いている
その秩父の家へ行くには
道路からちょっとした山道があり
そして
水路にかかっている橋を渡ることが
スリルとなる
車幅いっぱいいっぱいなので
少しでもずれると大変なこととなる
この緊張感を味わいつつ
訪れる事となる
森の中（！？）ともいえる秩父の家は
フィトンチッドにあふれている
フィトンチッドとは
木や草、苔などから発散する化学物質
殺菌力を持つ揮発性物質の事を指しており
森の香りイコール殺しの香りとも言われているらしい
どうも
木や草、苔などが自分を守るための毒を出すことから
殺しの香りなんて呼ばれている‥
でも人間には
ストレスホルモンを減らす効果があるという
秩父の家は
水も豊富だ
山ノ沢から引いてくる水なので
とても美味しい！！
義姉の肌がつるつるなのでよくわかる
義姉にその話をすると
「石もち（？）も多いよ・・・」と
医者に結石の患者が多いと言われたとか
何事もすべてが良い
というわけにはいかないようだ
でも、水は美味しい！！！
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